オープンキャンパスを巡る最大の盲点は、「両キャンパスを1日で回ろうとする無謀なスケジュール設計」にあります。地図上では同じ愛知県内ですが、八事(名古屋)から貝津(豊田)までは電車移動や乗り換えを含めると片道約1時間から1時間半を要します。移動だけで疲弊してしまい、各キャンパスの体験授業や入試相談に割く集中力を失ってしまう失敗例が後を絶ちません。複数日程を分けて予約するか、自らの志望学部があるキャンパスに絞って1日滞在することが鉄則です。
また、「入試相談会は成績優秀者だけが受けるべき場である」という誤解も根強く残っています。実際には、自分の現時点の成績や内申点、得意科目の配点比率を持ち込み、「どの方式で受けるのが最も勝算が高いか」を大学関係者から直接引き出す場として機能しています。客観的な入試データを踏まえた戦略的アドバイスを得られる機会を逃すことは、入試本番における大きな損失と言わざるを得ません。