目の際の白いできものはなぜ?痛くないポツポツの正体と正しい治し方について詳しく解説いたします。最新の情報をご覧ください。
目の周辺に生じる白い病変は、発生場所や内容物によって治療アプローチが全く異なります。自己判断による誤った処置を防ぐため、主要な4つの疾患の特徴と臨床的な鑑別ポイントを整理しました。
疾患名発生場所と主な内容物自覚症状・痛みの有無主な治療・対処アプローチマイボーム腺梗塞まつ毛の内側(粘膜の縁)
酸化・固化した皮脂初期は無痛。
異物感やドライアイ症状を併発しやすい温罨法(目を温める)、眼瞼清拭、眼科での鑷子(ピンセット)圧出稗粒腫(はいりゅうしゅ)まぶたの皮膚、目の周り
滞留した角質(ケラチン)完全な無痛。
触るとコリコリした硬さがある皮膚科・眼科での針穿刺圧出、炭酸ガスレーザー除去霰粒腫(初期・慢性期)まぶたの深部(瞼板内)
肉芽腫(慢性的な炎症組織)基本的に無痛の硬いしこり。
細菌感染を伴うと痛む(化膿性霰粒腫)点眼・軟膏、ステロイド局所注射、切開摘出術眼瞼結膜結石まぶたの裏側(結膜組織)
変性上皮・分泌物の石灰化埋没時は無痛。
露出すると強いゴロゴロ感・痛み点眼麻酔下での針・鑷子による結石摘除
ここで混同されやすいのが、いわゆる「ものもらい」の分類です。一般に「ものもらい」と呼ばれるものには、細菌感染による急性の化膿性炎症である麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と、非感染性の慢性肉芽腫である霰粒腫(さんりゅうしゅ)の2種類が存在します。麦粒腫は赤く腫れて強い痛みを伴い、進行すると中心にものもらい 白い芯(膿点)が現れます。一方の霰粒腫は痛みを伴わない硬いしこりが特徴ですが、放置すると内部で巨大化したり、細菌感染を合併して急激に赤く腫れ上がることがあります。