良かれと思って口にしたものが、発声のクオリティを著しく落とすケースは少なくありません。カラオケやレコーディングの直前には絶対に避けたい「声帯に悪い食べ物」の代表例を押さえておきましょう。
【歌う前のチョコレートNG理由】
チョコレートに含まれる豊富なカカオバター(油脂)と砂糖は、唾液の粘度を一気に高め、喉に絡みつく濃い痰を発生させます。一度絡みつくと咳払いを繰り返すことになり、デリケートな声帯粘膜を激しく打ち付けて傷つけてしまいます。さらに、含まれるテオブロミンやカフェインによる利尿作用も相まって、喉の乾燥を加速させる二重の罠となります。
【乳製品(牛乳・チーズ・アイスクリーム・ヨーグルト)】
乳製品に含まれるタンパク質とカルシウムは、口内の唾液と反応して粘着性の高い膜を作ります。喉の奥がネバネバした感覚になり、高音域を出そうとした瞬間に声が裏返る原因になります。
【激辛料理・香辛料】
唐辛子に含まれるカプサイシンなどの刺激物は、咽頭粘膜を直接充血させます。喉が腫れたような状態になり、声帯が正常に閉じにくくなるため、かすれ声やピッチのズレを引き起こします。
【柑橘類・酢の物などの強酸性食品】
レモンやグレープフルーツなどの強い酸は、喉の粘膜を収縮させて一時的なイガイガ感を生みます。また、胃酸の分泌を過剰に促すため、歌唱中の胃酸逆流を誘発する引き金になります。
【スナック菓子・ポテトチップス】
乾燥した細かい破片が咽頭に付着し、咳き込みの原因になります。また、酸化した油は喉の炎症を招きやすいため控えましょう。