今回のメガプロジェクトをめぐる争奪戦は、Netflixだけに留まらない。北米を中心に良質なドラマやドキュメンタリーで世界中を魅了してきたHBO Maxも、制作段階から強い関心を示していたと噂されている。映画制作業界のトップクリエイターたちが「日本のサブカルチャー史における最重要人物」として彼に注目し、世界的なカルチャーコンテンツとしての価値を高く評価している証拠と言えるだろう。
日本独自の笑いや「粋」の精神は、国境を越えて伝わるのか。ハリウッドの映画制作手法を取り入れた映像美と、泥臭いまでの日本の演芸魂が交差する映像世界は、海外の映像関係者にも強いインパクトを与えている。ローカルなラジオ文化が世界基準の映像作品へと昇華するプロセスは、これからの映像ビジネスのあり方をも根底から覆す可能性を秘めている。