麻生氏の功績は国内のファン獲得にとどまりません。外務大臣在任中には、日本が誇るアニメやマンガを強力なソフトパワーとして世界に売り込む「ポップカルチャー外交」を提唱しました。
2007年には、海外の優秀なマンガ作家を顕彰する「日本国際漫画賞」を創設。マンガ文化を通じて諸外国との相互理解と親日派の育成を図る国家的なプラットフォームを整えました。従来の伝統工芸や歌舞伎といったハイカルチャー一辺倒だった文化外交に、アニメやゲームなどの現代大衆文化を対等な外交資産として組み込んだことは画期的な転換点でした。
これらの一連の取り組みは、その後の政府が国家戦略として推進することになるクールジャパン政策の土台を築き、莫大な経済効果と海外ファン層の拡大をもたらす呼び水となったのです。