Q1:大人になってからでも、後天的に太りにくい体質を手に入れることはできますか?
A1:完全に生まれつきのハードゲイナーと同じ骨格や消化管吸収率に変化させることは困難ですが、腸内環境の改善やインスリン感受性の向上、NEATの底上げによって「太りにくい代謝リズム」を後天的に獲得することは十分に可能です。特に食事順の工夫や短鎖脂肪酸を増やす食生活は、数週間から数ヶ月単位で体脂肪のつきにくさに確かな変化をもたらします。
Q2:胃下垂を治せば、太りやすくなって健康的に増量できますか?
A2:胃下垂そのものを外科的に吊り上げるような処置は通常行われませんが、腹直筋や腹横筋を鍛えて腹圧を高め、一度に食べられる食事量を分散して増やすことで、消化吸収が改善して健康的に筋肉と体重を増やすことは可能です。胃下垂そのものよりも、胃腸の蠕動運動を助ける生活習慣が鍵を握ります。
Q3:見た目は細くて太らないのに、会社の健康診断でコレステロールや中性脂肪を指摘されたのはなぜですか?
A3:いわゆる「隠れ肥満(サルコペニア肥満)」の状態に陥っている可能性が極めて高いと考えられます。筋肉量が不足しているため皮下脂肪が目立たず外見はスリムに見えますが、運動不足や偏った食生活によって肝臓周辺の内臓脂肪や血液中の脂質が増加しているサインです。体重を減らすのではなく、タンパク質を適切に摂取しながら筋力トレーニングを行い、筋肉量を増やすアプローチが急務となります。