前作から2年後のイッシュ地方を描いた『ブラック2・ホワイト2』では、ジムリーダーのラインナップに大幅なメスが入りました。以下の表は、新旧の体制変化を整理した比較データです。
このBW2ジムリーダー新旧比較から見えてくるのは、綿密に計算された世界観のアップデートです。とりわけプレイヤーの間で物議を醸したBWジムリーダー変更理由の核心は、前作終盤の「Nの城」攻防戦にあります。
前作クライマックス、プラズマ団の七賢人が主人公を取り囲んだ際、駆けつけたのはアーティ、カミツレ、ヤーコン、フウロ、ハチク、シャガの6名でした。サンヨウジムの3つ子(デント・ポッド・コーン)は連絡が間に合わず現場に駆けつけることができませんでした。ゲーム内のサブイベントで明かされる通り、彼らは「有事の際に駆けつけられず、自分たちの力不足を深く恥じた」ことからジムの看板を下ろし、レストランを営みながら一から修行し直す道を選びました。
また、アロエは夫とともに博物館の化石研究へ専念し、ハチクは休止していた映画界へ電撃復帰を果たすなど、彼らが「ジムリーダーという役職に依存しない、自立したプロフェッショナル」として生きている姿が、2年の空白期間を通じて鮮やかに描かれています。