エンジェル・ダストという難役を成立させているキャスト陣の熱演も見逃せません。
原語版を担当するブレイク・ローマン(Blake Roman)は、ブロードウェイ仕込みの卓越した歌唱力と、ハイトーンで繊細な演技を見事に融合させました。『Poison』で見せる悲痛な叫びは、アニメーションの枠を超えた芸術的評価を獲得しています。
一方、日本語吹き替え版を担当する平野潤也の表現力も極めて高く評価されています。軽薄なオネエ言葉の奥に見え隠れする哀愁、ヴァレンティノに対する恐怖の震え、そしてハスクの前で見せる飾らない男声トーンの演じ分けは圧巻で、国内のファンだけでなく「日本語版のエンジェルも解釈の一致度が素晴らしい」と海外コミュニティでも話題を呼びました。