交通心理学が示す「後続車追突リスク」と安全確保の鉄則
高速道路やバイパスで前方の急停止に直面した際、ドライバーは「前の車」ばかりに意識を奪われがちです。しかし交通工学およびドライバー心理学の観点からは、最も死亡率が高いのは「停止直後に後続車から追突される二次被害」です。ハザードランプを即座に点灯させて後続への合図を送り、車間距離を保って停止した後は、ガードレールの外側など安全な場所へ速やかに避難することが鉄則です。
迂回すべき人・待機すべき人の明確な判断基準
事故渋滞が発生した際、すべてのドライバーが一斉に一般道へ降りる判断は必ずしも正解ではありません。自身の状況に応じた明確な選別基準を持つ必要があります。
【一般道へ即座に迂回すべき人】
- 事故現場が「2つ以上先のIC」であり、手前のICで無理なく流出できる状態にある。
- 普通車・軽自動車であり、県道などの代替ルートが複数確保されている。
- 燃料に余裕があり、ナビゲーションのリアルタイムリルートが機能している。
【本線上で待機・やり過ごすべき人】
- すでに流出指定ICの先頭減速車列を通り過ぎて本線上で立ち往生している。
- 大型車・トレーラーを運転しており、山間部迂回路の車幅制限・高さ制限をクリアできない。
- 夜間や悪天候時で、山間部一般道(峠道)の路面凍結・積雪リスクが極めて高い。