ロフストランドクラッチと松葉杖の違いは?正しい使い方と選び方を徹底解説

ロフストランドクラッチと松葉杖の違いは?正しい使い方と選び方を徹底解説

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足を負傷した際、真っ先に処方される松葉杖とロフストランドクラッチの最大の違いは、「体重を支える部位」と「免荷率(体重を逃がす割合)」にあります。松葉杖は脇あてとグリップで全体重を浮かす完全免荷(100%免荷)に適していますが、脇の下を強く圧迫すると腕神経叢(わんしんけいそう)麻痺を引き起こすリスクが潜んでいます。対してロフストランドクラッチは、前腕部をカフで固定しグリップを握ることで、手首にかかる負担を腕全体へ逃がす構造設計がなされています。

日常生活における取り回しや身体への負荷バランスを、客観的なデータとともに比較した結果が以下の通りです。

比較項目ロフストランドクラッチ一般的な松葉杖(脇あて型)編集部の見解・評価支持部位・構造前腕部(カフ)+ 手首(グリップ)脇下(側胸部)+ 手首(グリップ)ロフストランドは脇下の神経圧迫リスクがゼロ体重免荷の目安約30%〜50%程度(部分免荷)最大100%(完全免荷が可能)完全非荷重期は松葉杖、荷重開始期はクラッチが最適本体重量(1本あたり)約450g〜700g(軽量アルミ・カーボン)約800g〜1,100g(アルミ・木製)クラッチは小回りが利き室内や公共交通機関で扱いやすい耐荷重(目安)100kg〜130kg(強化型は150kg超)120kg〜150kg前後一般的な体格であればどちらも十分な剛性を保持実勢価格帯(自費購入)1本 約3,500円〜12,000円2本組 約4,000円〜8,000円クラッチは人間工学グリップやデザイン性で価格差が出る

ロフストランドクラッチの際立った長所は、「前腕をカフに通しているため、ドアノブを回す際や切符を買う際に手を放しても杖が床に倒れにくい」点です。一方の短所は、松葉杖のように完全に足を浮かせて跳ねるように進む「完全非荷重歩行」には向かない点、そして握力や腕の支持力がある程度残存していないと安定性を欠く点にあります。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。