葉月里緒奈が芸能界に登場した瞬間の衝撃を、当時のエンタメ関係者は「画面が発光したような透明感」と表現します。1993年、ドラマ『丘の上の向日葵』で女優デビューを果たした当時、彼女はわずか18歳でした。切れ長の涼しげな瞳、陶器のように白い肌、そしてどこか憂いを帯びたミステリアスな佇まいは、それまでの王道アイドル女優とは一線を画す異彩を放っていました。
彼女の若い頃の画像や映像が今なおネット上でバズを生み出し続ける背景には、作為的なあざとさのない「無機質なまでの美」が存在したからです。1995年公開の映画『写楽』(篠田正浩監督)では、歌舞伎役者たちを惑わす花魁役を熱演。当時20歳前後の若さでありながら、当代きっての名優たちと互角以上に渡り合う妖艶なオーラをスクリーンに焼き付けました。
さらに1998年、写真家・篠山紀信の手によって撮影された写真集『RIONA』は、累計発行部数40万部を超える記録的メガヒットを達成します。無駄な脂肪を極限まで削ぎ落とした身体のラインと、挑発的でありながらどこか冷徹な眼差しは、単なるヌード写真集の枠を超え、ひとつの芸術的肖像として後世に語り継がれることになりました。