お気に入りのジュエリーをジュエリーボックスやポーチに入れておいただけなのに、なぜチェーンは勝手に結び目を作ってしまうのでしょうか。宝飾品加工の現場関係者やリペア職人の見解によると、ネックレスが絡まる最大の原因は「チェーン同士の微小な摩擦」と「留め具(引き輪・プレート)の自由運動」にあります。
特にアズキチェーンやベネチアンチェーンなど、線径が0.2mm〜0.5mm程度の極細チェーンは、保管中のわずかな振動(引き出しの開閉やバッグの揺れ)によってループ状の輪を作り出します。その輪の中にチェーンの端やペンダントトップが入り込み、動けば動くほど結び目が引き締められていくという物理的なメカニズムが存在します。複数本をまとめて同じケースに入れて持ち歩く行為は、まさに自ら絡まりを作り出しているような状態です。