カーディガンとシャツのレイヤードにおいて、最も多くの人が迷うのが「インナーシャツの裾を出すべきか、パンツに入れるべきか」という問題です。現場のスタイリストによる検証結果では、カジュアルシーンとビジネスシーンで明確な境界線が存在します。
休日のカジュアルコーデや春・秋の街着レイヤードでは、「カーディガンの裾からシャツの裾を2〜3cmだけ均一に見せる」のが黄金比率です。シャツの着丈が長すぎて5cm以上垂れ下がってしまうと、胴長に見えて清潔感を著しく損ないます。裾出しを前提とする場合は、裾のラインが水平に近いボックスシルエットのシャツや、ラウンドが浅いカジュアルシャツを選ぶ必要があります。
一方、オフィスカジュアルやビジネスカジュアルの現場では、シャツの裾出しは原則として避けるべきです。カーディガンの裾リブがウエスト位置をホールドするため、シャツがはみ出していると「だらしなく着崩している」と評価されがちです。ビジネスシーンではシャツをスラックスにしっかりとタックインし、ベルト位置とカーディガンの裾丈を揃えることで、脚長効果と誠実な印象を同時に確立できます。