河野景子の名前が世に知れ渡ったのは、フジテレビの看板アナウンサーとしての目覚ましい活躍だった。知的で洗練された語り口、そして華やかなルックスは、当時の女子アナブームを象徴する存在としてお茶の間を魅了した。
しかし、1995年に大相撲の横綱であった貴乃花光司と結婚したことで、彼女の人生は大きく舵を切る。アナウンサーを引退し、貴乃花部屋の女将さんとして日本相撲協会という伝統と規律に縛られた世界へ飛び込んだ。部屋の力士たちの世話や後援会対応など、多忙を極める裏方としての役割を長年にわたり全うした姿は、多くの芸能ニュース・人物ドキュメンタリーでも取り上げられた。