浅葱色とはどんな色?新選組の羽織の真相と水色との違いを徹底解剖

浅葱色とはどんな色?新選組の羽織の真相と水色との違いを徹底解剖

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Q1:浅葱色とティファニーブルーやターコイズブルーは同じ色ですか?
A1:色相環の上では非常に近い位置にありますが、成立の経緯が異なります。ティファニーブルー(HEX: #0ABAB5 付近)はコマドリの卵をモチーフにした洋色、ターコイズブルーはトルコ石由来の鉱物色です。一方の浅葱色は藍染め由来の植物染料による色であり、ティファニーブルーよりもわずかに彩度が抑えられ、グレー味や藍の深みを含む点で和の陰影を持っています。

Q2:新選組の「浅葱色の羽織」は現在も本物が残っていますか?
A2:残念ながら、幕末当時に新選組隊士が実際に着用していた浅葱色のだんだら羽織の現物は、1着も現存していません。前述の通り着用期間が1年程度と極めて短かったこと、戦火で焼失したこと、隊士の多くが戦死または行方不明となったことが理由です。現在各地の博物館や記念館に展示されているものは、すべて当時の証言や古文書をもとに再現された復元品です。

Q3:なぜ「浅葱色」の羽織を着た新選組はこれほど有名になったのですか?
A3:昭和初期に作家・子母澤寛が著した『新選組始末記』『新選組遺聞』をはじめとする文学作品や、それに続く映画・テレビ時代劇の視覚的影響が絶大だったためです。映像作品において、だんだら模様の浅葱色羽織は集団劇の中で隊士たちを群衆から際立たせる最高の演出小道具でした。実戦で短期間しか使われなかった事実を超えて、大衆文化が「象徴としての新選組」を完成させた好例といえます。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。