ちまたで語られる丙午生まれ女性の性格特徴には、「気が強くて我慢ができない」「独立心が強すぎて男を立てない」といった偏見がつきまとってきました。しかし、現代の心理学や社会調査において、生年月日の干支と個人のパーソナリティの間に科学的な相関関係は一切確認されていません。
むしろ、丙午生まれの有名人芸能人の顔ぶれを見渡すと、強烈な個性と才能で道を切り拓いてきたトップランナーがズラリと並びます。昭和41年(1966年)生まれの女性には、小泉今日子さん、鈴木保奈美さん、斉藤由貴さん、財前直見さん、国生さゆりさん、渡辺美里さん、そして女子マラソン五輪メダリストの有森裕子さんなどが名を連ねます。彼女たちに共通するのは「夫を害する」などという後ろ向きな性質ではなく、自立したプロフェッショナルとして自らのキャリアを築き上げる圧倒的な実行力です。
2026年に還暦を迎えた1966年生まれの当事者たちが語る、丙午生まれの現在と評判にはリアルな手応えがあります。当時の特番インタビューや手記で語られた「子どもの頃は『丙午だから強い子ね』とからかわれ嫌だったが、大人になってみれば自分の足で生きる誇りになった」という生の告白が示す通り、当事者たちは理不尽なラベリングを跳ね除け、高度経済成長からバブル崩壊、令和の激動期をたくましく生き抜いてきました。周囲の評価も「バイタリティがあり、頼りがいがある世代」へと完全に更新されています。