ここ数年で一気に定番化したのが、従来の500mlから増量された600ml〜680mlクラスの大型ペットボトルです。このサイズ展開が広がった背景には、夏の猛暑対策に伴う水分補給需要の増加と、オフィスや在宅ワークで時間をかけて飲む「ちびだら飲み」スタイルの定着があります。メーカー側としても、500mlとほぼ変わらない店頭価格で「お得感」を打ち出せる戦略的な狙いがありました。
しかし、容量を増やす一方で課題となるのが容器の重量とプラスチック使用量です。各社は極限のペットボトル軽量化技術を導入しており、最新の2Lボトルでは1本あたり30g未満、500mlボトルでは1本あたり10gを切る超軽量容器も登場しています。薄肉化しても手に持ったときにペコペコと潰れないよう、胴体部分にらせん状のリブ(溝)を刻んだり、微細な凹凸加工を施すことで、軽さと強度の両立を高い次元で実現しています。