国内の乳製品製造業を取り巻く環境は、かつてない厳しい局面を迎えている。飼料価格の高騰に端を発した生乳取引価格の上昇、さらに製造工場におけるエネルギーコストや包装資材費の増加が重なり、大手乳業メーカー各社は相次いで製品の出荷価格および希望小売価格の改定に踏み切った。
業界を牽引する明治ホールディングスや小岩井乳業株式会社が相次いで一部商品の値上げを発表するなか、業界最大手の一角である雪印メグミルク株式会社の動向にも大きな注目が集まっている。同社の代表取締役社長を務める佐藤雅俊氏も、原価率の上昇に対する収益性の確保と供給責任の維持について言及しており、店頭価格への影響は避けられない状況が続く。かつて特売の目玉として100円前後で並んでいた大容量プレーンヨーグルトも、現在では150円〜200円前後の価格帯が一般的な標準値となりつつある。