彼女のキャリアを語る上で欠かせないのが、やはり10代の頃の鮮烈な印象だ。『3年B組金八先生』の第6シリーズで見せた、どこか影がありながらも芯の強い生徒役。あの瑞々しい演技が、多くの視聴者の心に爪痕を残した。そして2005年、朝ドラ『ファイト』でのヒロイン抜擢。群馬の豊かな自然を背景に、馬を愛し、ひたむきに生きる少女を演じた彼女の姿は、まさに日本中のお茶の間に爽やかな風を吹き込んだ。
当時の彼女が放っていたのは、作られたアイドル性ではない。どこにでもいそうで、どこにもいない。そんな絶妙なリアリティだ。カメラの前に立つ彼女の瞳には、常に嘘のない真っ直ぐな光が宿っていた。