愛子様の正式名称とは?敬宮の由来や苗字がない皇室の謎を徹底検証

愛子様の正式名称とは?敬宮の由来や苗字がない皇室の謎を徹底検証

愛子様の正式名称とは?敬宮の由来や苗字がない皇室の謎を徹底検証の背景について、専門知識を詳しくお届けします。

2001年(平成13年)12月1日、天皇皇后両陛下(当時は皇太子ご夫妻)の長女としてお生まれになった愛子さまのお名前は、誕生から7日目に行われた伝統儀式「命名の儀」において名づけられました。

称号の「敬宮」とお名前の「愛子」は、いずれも中国の四書の一つである『孟子(もうし)』離婁章句下(りろうしょうくのげ)に典拠を持ちます。

その原典には、次の一節が記されています。
「愛人者人恒愛之、敬人者人恒敬之」
(人を愛する者は、人恒にこれを愛し、人を敬ふ者は、人恒にこれを敬ふ)

この教えは、「他者を真摯に愛する人は、他者からも常に愛され、他者を敬う心を持つ人は、他者からも常に敬われる」という人間関係の普遍的な真理を説いたものです。両陛下は漢学者らの提案した複数の候補の中から、この一節を自ら選び取られました。「人を愛し、人からも愛され、人を敬い、人からも敬われるような、温かく徳の高い人になってほしい」という親心が、文字通り名前に刻み込まれています。

また、皇族一人ひとりの私有地や持ち物を示すシンボルである「お印(おしるし)」には、「ゴヨウツツジ(五葉躑躅)」が選ばれました。那須御用邸など御用邸の庭園に自生し、春になると爽やかな白い花を咲かせる高山植物です。「純白の気品と、困難な環境にも耐えるしなやかな強さ」を象徴する花であり、現在のご成長されたお姿とも重なります。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。