観客が映画館に求めるものは、スマートフォンの画面では得られない没入感だ。例えば、クリストファー・ノーラン監督が追求するような緻密で圧倒的なスケールのSF映画や、心理的な深層に迫るサスペンス・スリラーは、大スクリーンの音響と映像美があってこそ真価を発揮する。
一方で、新海誠監督作品に象徴される情緒的な色彩と緻密な背景描写は、鑑賞後の余韻をそのまま自宅の視聴環境へと引き継ぎたいという強い需要を生んでいる。劇場で体感した没入感を、配信という形でいかに高精度に再現するか。同社はこのテーマに真っ向から挑んでいる。