ピッチ上の戦いと同等、あるいはそれ以上にクラブの将来を規定するのが、インフラ基盤の刷新と資本構成の行方です。長年議論が続いてきたマンチェスターユナイテッド買収の真相は、ジム・ラトクリフ卿率いるINEOSグループによる少数株式取得とフットボール事業の完全掌握という形で新たなフェーズに突入しました。
現在、最も熱狂的な議論を呼んでいるのが「北のウェンブリー」構想とも称されるオールドトラッフォード最新動向です。老朽化が進む歴史的な本拠地を全面改修するのか、それとも隣接地に10万人収容規模の超近代的な新スタジアムを建設するのかについて、地元自治体やファンを巻き込んだフィージビリティスタディ(実現可能性調査)が大詰めを迎えています。スタジアム周辺の都市再開発計画も含め、この巨大プロジェクトはクラブの長期的な商業収入とブランド価値を決定づける歴史的分岐点となります。