本のバーコードが2段ある理由とは?Isbnの仕組みと最新読書活用術

本のバーコードが2段ある理由とは?Isbnの仕組みと最新読書活用術

本のバーコードが2段ある理由とは?Isbnの仕組みと最新読書活用術についての疑問解決ガイドをご紹介します。

本とバーコードの関係を深掘りする上で、避けて通れないのが「図書館の管理バーコード」と「古本に貼られた値札シール」という2つの実務的トピックです。

図書館蔵書バーコード管理の経緯:なぜ書籍のコードを使わないのか

公立図書館や大学図書館で本を借りる際、カウンターでスキャンされるのは裏表紙に印刷された書籍JANコードではなく、表紙や見返しに貼られた別のバーコードシールです。

これには明確な理由があります。印刷されているISBNは、あくまで「その書名・版」を特定する共通コードであり、同じ本であれば全国どの個体も全く同じ番号になります。しかし、図書館の蔵書管理システムでは「自館が保有する3冊の同一文庫本のうち、どの1冊が誰に貸し出されたか」を厳密に区別しなければなりません。そのため、受入順に割り振られる固有の資産ID(通常はNW-7などの工業用シンボル規格)を印字したシールを別途貼り付け、貸出・返却・棚卸しを管理してきたという経緯があります。

古本愛好家直伝:本のバーコードシール剥がし方の極意

古書店やリサイクルショップで購入した本に強固に貼られたバーコード値札シール。無理に爪で剥がそうとして、カバーの紙面を破いてしまったり糊残りでベタついたりした経験を持つ読者は少なくありません。現場の古書店主や修復愛好家が実践している失敗しない剥がし方のステップを整理しました。

1. ドライヤーの微弱温風で接着剤を軟化させる:シール表面から10cmほど離し、弱めの温風を10〜15秒ほど均一にあてます。感熱紙タイプの値札は黒変することがありますが、糊が熱でゆるみ、紙を痛めずに端からスルリと剥がしやすくなります。
2. 市販のシール剥がし剤は塗布綿棒でピンポイント塗布:ツルツルしたPPラミネート加工のカバーであれば、オレンジオイル系のシール剥がし液を綿棒の先に少量含ませ、シールの端から徐々に染み込ませて浸透を待ちます。
3. 糊残りはセロハンテープの粘着面で叩き出す:表面に残ってしまったわずかな粘着成分は、消しゴムで強く擦ると紙を摩耗させるリスクがあります。セロハンテープを指に巻き、ペタペタと叩くようにして粘着剤を転写させて除去するのが最も安全です。

※注意点として、表面にコーティングのない和紙風の帯や、カバーなしの裸本(布クロス装丁・ボール紙表紙)には溶剤やエタノールが染み込んで取れないシミの原因になります。素材の見極めが肝要です。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。