料理だけでなく、紅茶の飲み方作法や所作の美しさが全体の印象を大きく左右します。特に注目されるのがティーカップの持ち方です。
コーヒーカップと異なり、英国式ティーカップのハンドル(取っ手)は指を通す構造になっていません。ハンドルに人差し指を通さず、「親指と人差し指、中指の腹でハンドルを挟み込むように持つ」のがエレガントに見せるプロトコルです。小指を極端に立てる所作は、現代では過剰で不自然とされるため控えましょう。
また、ナプキンの使い方マナーも重要です。着席後に二つ折りにし、折り目を自分側に向けて太ももに乗せます。口元や指先を拭く際は、二つ折りの「内側の端」を使うことで、衣服や周囲を汚さず、汚れが外から見えない配慮ができます。中座する際は椅子の上に軽く畳んで置き、退店時は「料理とサービスに満足した」サインとしてテーブルの上に少し崩して置くのが正統なエチケットです。
さらに、ホテルアフタヌーンティードレスコードに関しては、スマートカジュアル(きれいめワンピース、ジャケット着用など)が基本です。過度な露出、サンダルやショートパンツ、強すぎる香水は、繊細な紅茶のアロマを遮ってしまうため避けるのがマナーです。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
優雅なティータイムを心から満喫するために、自身の目的や同行者の好みに合わせた見極めが肝要です。
【ヌン活おすすめに合致する人】
- 会話と空間の余白を楽しみたい方:2〜3時間かけて紅茶のフリーフローとともに優雅な時間を過ごしたい人。
- 季節の芸術的なペストリーを五感で味わいたい方:一流シェフの技巧やテーマ性のあるスイーツをじっくり堪能したい人。
- フォーマルな場での所作を身につけたい方:ビジネスの会食や記念日など、上質なマナーを実践したい人。
【慎重になるべき人・別スタイルを検討すべき人】
- 短時間で素早く食事を済ませたい方:コース仕立てでゆっくり提供されるため、時間に追われている状況には不向きです。
- 甘いものが極端に苦手な方:セイボリーが増えている昨今ですが、総カロリー・糖度は高めのため、セイボリー中心のハイティー(夕方以降の食事系メニュー)の選択が推奨されます。