医療や介護の負担が膨らんだ際、家計の防波堤となるのが高額療養費制度や高額介護サービス費だ。これらの制度では、毎月の自己負担上限額が世帯の所得水準に応じて細かく設定されている。
現役並みの所得がある子世代と同世帯のままだと上限額が高額に設定され、多額の支払いが発生する。世帯を分けておけば、親が加入する後期高齢者医療制度や介護サービス利用時の自己負担限度額が低所得者区分まで下がり、毎月の持ち出しを劇的に圧縮できる。病気や要介護度の進行に怯える家族にとって、金銭的な心理的負担を和らげる極めて大きな恩恵といえる。