彼女が韓国人と誤認される最大の契機となったのは、韓国屈指の大手芸能事務所「BHエンターテインメント」との専属契約と、それに伴う現地での目覚ましい実績です。
BHエンターテインメントは、世界的スターであるイ・ビョンホンが設立した名門事務所であり、ハン・ヒョジュ、キム・ゴウン、パク・ボヨン、ハン・ジミンなど、韓国トップクラスの実力派・主役級俳優が多数所属しています。日本の若手女優が同事務所と正式に専属契約を結ぶのは極めて異例であり、2017年の契約発表時は日韓の業界関係者に大きな衝撃を与えました。
韓国でのブレイクを決定づけたのが、2019年に韓国tvNで放送され、Netflixを通じて世界配信された超大型ファンタジー時代劇『アスダル年代記(Arthdal Chronicles)』への出演です。主演のソン・ジュンギやチャン・ドンゴンら錚々たるトップスターが並ぶ中、唐田えりかは後半のキーパーソンであるモモ族の首長「カリカ」役として登場しました。
放送直後、彼女の凛とした美貌と力強いアクション、そして堂々たる存在感に韓国の視聴者が熱狂。韓国最大のポータルサイト「NAVER(ネイバー)」のリアルタイム検索ワードランキングで総合1位を独占するなど、社会現象級の反響を巻き起こしました。
また、劇中およびプロモーションで見せた唐田えりかの韓国語の発音・リスニング力の高さも話題となりました。韓国進出にあたり専門の語学トレーニングを重ね、ネイティブに近い自然なイントネーションを身につけた努力が、「もしかして韓国人なのでは?」という錯覚を補強する結果となったのです。