大阪城ホールの最大収容人数(キャパシティ)は公式発表資料で最大16,000人とされていますが、これは立ち見やアリーナの可動席を限界まで詰め込んだ場合の理論値です。実際の音楽コンサートにおいて、一般的なステージセットや音響・照明卓を配置した場合の有効動員数は約10,000人から13,000人規模で運用されるケースが主流となっています。
会場全体の空間特性を見ると、アリーナ面のフロア寸法は長さ約83.4m、幅約44.0mの楕円形を帯びた長方形を描いています。大規模ドームのように「ステージの推しが豆粒サイズで見失う」ほどの極端な距離感にはなりにくい一方、1万人以上を収容するアリーナ会場としては天井高(約21m)がしっかり確保されており、音響の抜けと巨大LEDスクリーンの高さを活かした立体的な演出が可能となっています。
2026年現在のライブ演出においては、従来のメインステージ固定型にとどまらず、アリーナ中央や後方までダイナミックに動くムービングステージや外周フロート、複数個所のサブステージ設置が定着しました。この空間設計の進化により、同じ「アリーナ席」であっても、どこが神席になるかの定義自体が劇的に変化しています。