なぜコラボカフェは、定期的にネット上で激しい批判を浴びるのか。ファンが怒りの声を上げる最大の引き金は、期待と現実の落差です。来店者の多くは、作品やキャラクターへの強い愛着を持って足を運びます。しかし、目の前に提供される料理のクオリティが酷い状態であれば、作品の世界観そのものを傷つけられたと感じるのは当然と言えます。
ネット上に投稿される告発写真を見ると、プレスリリースで公開されていた華やかな盛り付けとは似ても似つかない、崩れたパンケーキや冷めきったパスタ、解凍が不十分で中心部が凍ったままの肉料理などが散見されます。さらに、キャラクターをプリントした可食シートが斜めに破れていたり、ソースの色合いが告知画像とまったく異なっていたりと、視覚的な崩壊も目立ちます。
これらに拍車をかけているのが、一般的な飲食店とはかけ離れた高額な価格設定です。ドリンク1杯が800円〜1,100円前後、フードやデザートプレートが1,800円〜2,800円前後に達することも珍しくありません。「この金額を支払って、コンビニの冷凍食品以下のクオリティが出てくるのか」という失望が、「まずい・高い」というストレートな怒りとなって噴出します。
ファンは単に空腹を満たすために来店しているのではありません。「作品の記念日を祝いたい」「推しの好物を味わって空間を共有したい」という純粋な想いを抱いています。その想いが「ファンなら多少雑な料理でもお金を落とすだろう」という運営側の怠慢に見えた瞬間、深い裏切りへと反転し、激しい炎上を引き起こしています。