創業402年目の革新。長崎の老舗「福砂屋」が世界中の美食家を魅了し続ける理由と、職人技が紡ぐ伝統の未来

創業402年目の革新。長崎の老舗「福砂屋」が世界中の美食家を魅了し続ける理由と、職人技が紡ぐ伝統の未来

創業402年目の革新。長崎の老舗「福砂屋」が世界中の美食家を魅了し続ける理由と、職人技が紡ぐ伝統の未来の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。

福砂屋のカステラを語るうえで絶対に外せないのが、底面に敷かれたザラメ糖の存在だ。生地の底に残るザラメの「シャリッ」とした心地よい食感は、多くのファンを虜にして離さない。

あのザラメは、焼き上げる前に意図的に底へ沈められているわけではない。生地を攪拌する際、すり減らされたザラメが釜の熱によって絶妙に溶け残り、底へと沈着することで偶然のように生まれる。職人の熟練した手技があるからこそ実現する食感のコントラストは、まさに職人技の結晶といえる。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。