物語の中盤から終盤にかけ、部屋に染み付いた狂気は牙を剥きます。図書館の郷土資料を調べ、アパートの忌まわしい過去に辿り着いたキムの恋人イアンは、かつてこの部屋で起きた連続失踪事件の真相を暴こうと奔走します。かつて暮らしていたクリステンという女性も、イジーと全く同じ兆候を示した後に姿を消していたのです。
しかし、真相に近付いたイアンは、完全に悪霊の器と化したイジーの手によって無残にも惨殺されます。事態を隠蔽しようと部屋に乗り込んできた家主のローナンもまた、呪いの力に抗えず命を落とします。血の海と化した203号室で、キムは悪霊に憑依され異形の凶暴性を剥き出しにする親友イジーと直接対峙することになります。
キムは必死に呼びかけ、かつて誓い合った友情の記憶を取り戻させようと試みます。悪霊の支配と自我の間で激しく苦悶するイジー。一瞬だけ正気を取り戻したイジーは、これ以上親友を傷つけまいと、自らの体を犠牲にする過酷な選択を強いられ、命を落とします。
警察と救急車が押し寄せる中、唯一の生存者として現場を後にしたのはキムだけでした。しかし、肉体は無事であっても、愛する恋人と無二の親友を同時に失ったキムの精神は崩壊寸前。さらにラストカットでは、血で汚れたステンドグラスの穴が依然としてそこに存在し、次なる犠牲者の魂を待ち受けているかのような不気味な余韻を残して幕を閉じます。