總持寺の発祥地である石川県輪島市門前町の「總持寺祖院」は、2026(令和6)年1月に発生した能登半島地震、およびその後の豪雨災害によって甚大な被害を受けました。国の登録有形文化財を含む多くの木造伽藍が損壊し、一時は参拝の受け入れが全面的に制限される事態となりました。
しかし、全国の曹洞宗寺院からの支援ネットワークや国・自治体の文化財復興プログラム、多くの一般支援者の後押しを受け、復興作業は着実に進展しています。2026年現在、倒壊の危険があったエリアの安全確保や仮設補強が完了し、段階的な境内参拝や復興祈願法要が再開されています。
鶴見の大本山總持寺においても、祖院再建のための義援金受付や現地支援僧侶の派遣が継続して行われており、両寺の絆はかつてないほど強固なものとなっています。能登の歴史的景観を取り戻すにはなお長い年月を要しますが、開創から700年以上にわたって培われた不屈の精神は、被災地の希望の灯火として今も力強く輝いています。