若者を中心に爆発的な人気を誇るのが、パーク&パイプ系と呼ばれる「ハーフパイプ」「スロープスタイル」「ビッグエア」の3種目です。これらは「ジャッジの主観」ではなく、明確な国際基準(DAMPシステム)に基づいて採点されています。
半円筒状のコースを往復しながら技を連発するハーフパイプの採点基準は、主に「Progression(先進性・新技)」「Amplitude(リップからの高さ)」「Variety(回転方向やグラブの多彩さ)」「Execution(技の完成度・空中姿勢・着地)」の4要素を総合評価します。リップ(パイプの縁)から5メートル以上飛び出す驚異的な高さと、左右両方向への多回転スピン(スイッチスタンス含む)を淀みなく繋ぐフローが不可欠です。
障害物(レールやボックスなどのジブアイテム)と複数のジャンプ台が連なるコースを流すスロープスタイルと、巨大なキッカーから1発の大技を放つビッグエアでも、グラブ(板を掴む動作)の保持時間や着地の乱れのなさが厳格にチェックされます。特にビッグエアでは、1800(5回転)や2160(6回転)といった異次元の回転数に加え、軸を斜めにずらす「コークスクリュー」や「バイオ」などの複雑な立体回転の完成度が勝負の分かれ目となります。