ネット通販の普及により、手軽にカーテンを調達できるようになった反面、スペックの思い込みによる失敗も散見されます。よくある誤解を整理します。
誤解1:「夏用の遮光カーテン」をそのまま代用すれば十分?
一般的な遮光カーテンは光を遮る能力に長けていますが、必ずしも保温性が高いとは限りません。防寒目的で選ぶべきは、高密度な多重織り構造や裏面にアクリル樹脂コーティングが施された「遮熱・保温(断熱率30%以上)」の認証表記がある製品です。ニトリをはじめとするインテリア量販店でも、冬期専用の高保温カーテンが定番化しており、生地裏面の特殊加工の有無が体感温度を大きく左右します。
誤解2:「玄関ドアの隙間風防止テープ」だけでカーテンは不要?
ホームセンター等で販売されている隙間テープは、ドア枠の直接的な隙間風を物理的に塞ぐ上で極めて有用な補助ツールです。しかし、金属製ドアパネル全体から放射される「輻射冷却(ふくしゃれいきゃく)」までは防げません。隙間テープで気密性を高め、さらに手前にカーテンを配して「二重の断熱エアポケット」を作ることこそが、寒冷地住宅でも推奨される最高効率の防寒アプローチです。