謝恩会に出席する際、多くの参加者が直面する疑問が「どのような服装で行けば失礼にあたらないか」という点です。ドレスコードは開催場所と主催主体によって大きく変動します。
【幼稚園・保育園・小学校の保護者の服装マナー】
卒業式直後に園内や学校施設で行われる場合は、「卒業式で着用したセレモニースーツ(ネイビー、グレー、ブラック)」のままで何ら問題ありません。胸元にコサージュを付け替えたり、パールのネックレスや華やかなインナーに差し替えるだけで、式典の厳粛さからお祝いの華やかさへとスムーズにシフトできます。一方、日を改めてホテル等で開催される場合は、セミフォーマルなセットアップや上品なワンピースが適しています。過度な露出、カジュアルすぎるデニムやスニーカー、派手なブランドロゴの主張は控えるのが礼儀です。
【大学生・専門学校生の服装マナー】
女性の場合、卒業式で着用した「袴(はかま)」のまま参加するケースと、「パーティードレス」へ着替えて参加するケースの双方が見られます。立食パーティー形式で長時間動き回る場合は、着崩れや裾汚れを避けるためにドレスへ着替える学生が優勢です。男性は、卒業式と同じダークスーツ(ブラック、ネイビー、チャコールグレー)に、明るめのネクタイやポケットチーフを添えて華やかさを演出します。
また、意外と見落とされがちなのが謝恩会出欠返信マナーです。幹事側は飲食の予約人数確定に追われているため、返信期日の厳守は絶対条件となります。
返信ハガキを用いる場合、宛名面の「〇〇行」を二重線で消して「〇〇御中」または「〇〇様」に直すのは基本作法です。出欠欄では、「御出席」の「御」を二重線で消して「出席」を丸で囲み、余白に「先生方への感謝と、当日お目にかかれることを楽しみにしている旨」を一筆添えるのが大人の嗜みです。万が一欠席せざるを得ない場合も、単に「欠席」とするだけでなく、「やむを得ない事情により欠席いたします。先生方のこれまでのご指導に心より感謝申し上げます」といった謝意と非礼を詫びるメッセージを必ず書き添えます。