なぜプロ野球選手を対象とした事実無根の「逮捕」「不祥事」といった噂が後を絶たないのでしょうか。そこにはWEBメディアの構造的な問題と、人間の認知バイアスが深く関わっています。
一部のトレンドブログやまとめサイトは、アクセス数を稼ぐために過激なワードを組み合わせた見出しを作成します。たとえ記事の本文内で「逮捕の噂はデマでした」と結論づけていたとしても、タイトルに「逮捕」「理由」といった強い語句を入れることで、検索エンジンのロボットが関連語として認識してしまいます。
また、人間にはネガティブな情報ほど強く記憶に残りやすいというネガティビティ・バイアスが存在します。一度でも「逮捕」という単語を目にすると、「何か悪いことをしたのではないか」という疑念が無意識に残り、事実確認を怠ったまま第三者へ噂として話してしまうリスクがあるのです。
【プロの結論】デジタル情報社会で風評被害に惑わされないための判断基準
ネット上に飛び交う不穏な噂に対して、私たちが取るべき姿勢と判断基準を提示します。
【信頼して良い情報源の条件】
・読売新聞、朝日新聞、共同通信、産経新聞などの大手報道機関の社会部署名記事
・日本野球機構(NPB)および広島東洋カープ球団公式Webサイトの公式リリース
・NHKや民放各局のニュース番組における映像付きの公式報道
【距離を置くべき危険な情報源の条件】
・ソース元が明記されていないSNSの匿名のつぶやきや転載動画
・「〜らしい」「〜との噂が浮上」といった伝聞調のみで構成された個人ブログ
・感情を過剰に煽るサムネイルや、結論を意図的に引き延ばすクリックベイト記事
確証のない噂を見かけた際は、絶対にSNSでリポスト(拡散)せず、まず公式発表を確かめる冷静さが求められます。