ダンスの現場でバンダナが落ちる最大の原因は、頭部の激しい揺れや遠心力に対して「摩擦力」と「アンカー(引っ掛かり)」が不足している点にあります。結び目を強く締めるだけでは、頭の形や髪の滑りによって徐々にズレてしまいます。これを防ぐためには、物理的な引っ掛かりを作るプロの裏技が必要です。
頭に巻く際は、まずダンスバンダナピンの留め方が成否を分けます。アメピンを差し込む際、結び目の上からただ刺すのではなく、バンダナの布地を数ミリすくい、土台の髪の毛(地肌近く)を挟み込みながら「×印(クロス)」になるよう2本交差させて留めるのが鉄則です。さらに、ピンの波打っている側を下(頭皮側)に向けることでホールド力が倍増します。
また、ダンスバンダナ手首巻き方においては、腕を振った際の遠心力で端が解けないよう工夫します。対角線上に細く折ったバンダナを手首に巻きつけたら、結び目を手首の内側(手のひら側)に配置し、余った端を結び目の中に完全に巻き込む「インフォールド」を行います。手首の細いキッズや激しいアームアクションを行うダンサーは、あらかじめ細いシリコンゴムを手首に通し、その上から巻き付けることで滑り止め効果を発揮します。
アクセントとして人気のダンス衣装バンダナ首巻き方では、チョーカー風にタイトに巻くスタイルと、フロントに三角のドレープを作るウエスタンスタイルがあります。いずれの場合も、首元の締め付けすぎを防ぐため、指2本分のゆとりを持たせつつ、結び目を小さく固結び(本結び)にして余り布を襟元に馴染ませることで、激しいターンでもバタつかず洗練されたシルエットを維持できます。