インターネット上には、家電トラブルに関する様々なDIY修理事例が氾濫していますが、専門的な観点から見ると極めて危険な誤解が多数散見されます。
【誤解1】「給湯器のカバーを開けて配線を触れば自力で直せる」
これは最も危険な誤謬です。ガス・電気給湯器の内部は高電圧部や可燃性ガス流路が存在し、電気工事士やガス機器設置スペシャリストなどの有資格者でなければ分解整備が法律で禁じられています。素人による分解は、保証が無効になるだけでなく一酸化炭素中毒や火災を引き起こす直接的原因になります。
【誤解2】「エラー表示が出てもお湯が出ているうちは使って大丈夫」
一部の機能が動いているからといって使い続けるのは危険です。センサー異常が検知されている状態での稼働は、安全リミッターが正常に機能していない恐れがあり、設定温度以上の熱湯が突然吐出されて重度の火傷を負う事故につながります。
【誤解3】「すべてのエラーは本体の故障である」
外気温度が氷点下に達した際の配管凍結や、断水、給水フィルター(ストレーナー)のゴミ詰まりによって水流不足が発生し、結果として「42」や「F-04」が誘発されるケースもあります。本体の故障と決めつける前に、水抜き栓フィルターの目詰まりを点検することが推奨されます。