メジャーでのキャリアにおいて、最大の試練となったのが2021年の右肘トミー・ジョン手術とその後のリハビリ期間だった。投手にとって投手生命を脅かす大手術であり、復帰までの1年以上に及ぶ過酷なリハビリ過程は、精神的にも深い暗闇を伴う。
登板できない焦燥感や復帰への不安に苛まれる夫に対し、彼女は過剰な同情を見せることなく、変わらない明るい日常を提供し続けた。落胆する日があっても家庭内には常に前向きな空気を漂わせ、リハビリの進捗を静かに見守る。この長期間にわたるメンタル面での手厚いサポートこそが、マエケンが再びメジャーのマウンドに戻り、力強い投球を取り戻すための強固な土台となった。