雑誌発売日の午前0時、スマートフォンに通知が届く。紙の雑誌が店頭に並ぶ数時間前、デジタル版はすでに読者の手元にある。このスピード感を実現したのが、集英社と講談社のプラットフォーム戦略だ。
集英社は『週刊プレイボーイ』のブランド力を活かし、本誌掲載と同時に数十ページに及ぶ増量版デジタル写真集を即時リリースする導線を確立した。対する講談社も『ヤングマガジン』を軸に、次世代を担うヒロインたちの完全撮り下ろしデジタル作品を矢継ぎ早に配信している。両社が競い合うことで、かつては一部の愛好家向けだった電子写真集が、いまや出版業界のデジタル収益を支える主力エンジンへと成長した。