ビームの最期は、コミックス第8巻(国際刺客編)において、あまりにも凄惨かつ劇的な形で訪れました。
ドイツの刺客「サンタクロース」が自らの肉体と子どもたちの命を生贄に捧げ、地獄の悪魔を召喚したことで、デンジや公安のメンバーたちは生きたまま「地獄」へと転送されてしまいます。そこで出現したのが、人類の始原的な恐怖を司る超越者・闇の悪魔でした。
闇の悪魔が放つ圧倒的な暴力の前には、特異4課の実力者たちも手も足も出ず、一瞬で両腕を切断されるなどの致命傷を負います。その極限状態の絶望において、ビームが取った行動は「自らの命を顧みず、チェンソー様を蘇生させること」でした。
バラバラに引き裂かれながらも、ビームは最後の力を振り絞ってデンジの元へ這い寄り、スターターロープを引っ張って自らの血を口へと流し込みました。そして、「チェンソー様、生ぎで…」という魂の叫びを残し、闇の悪魔の不可視の攻撃によって完全に四肢を解体され、息絶えたのです。自らの生存を一切考慮せず、主の生存のみを願って散っていったこの自己犠牲は、ビームというキャラクターの忠誠心の純度を決定づける名シーンとなりました。