日本のテレビ業界において、大晦日の夜といえば長年にわたりNHKの『紅白歌合戦』の一強時代が続いていた。その強固な壁に風穴を開け、民放トップの視聴率を叩き出し続けたのが『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の大晦日スペシャルだった。
従来のバラエティ番組にあった過度なテロップ演出や台本感を排除し、出演者たちのリアルなリアクションと即興性を極限まで引き出した本シリーズ。ダウンタウンをはじめとする演者とスタッフが一体となって作り上げた独自フォーマットは、その後のバラエティ番組の制作手法にも多大な影響を与えた。単なる大衆娯楽にとどまらず、一つの時代を象徴するポップカルチャーとして君臨した実績は揺るぎない。