お金がなくて歯医者に行けない時の救済策|手持ちゼロでも受診する方法

お金がなくて歯医者に行けない時の救済策|手持ちゼロでも受診する方法

これさえ読めば安心! お金がなくて歯医者に行けない時の救済策|手持ちゼロでも受診する方法の進め方を順番に解説します。

「お金がないから」と虫歯の痛みを鎮痛剤でごまかし続ける行為は、単に歯を失うだけでなく、全身の生命維持を脅かす重大な引き金となります。日本歯科医師会や口腔外科学会の報告資料でも繰り返し警告されている通り、虫歯放置の危険性と激痛応急処置に関する正しい医学知識を持たなければ、取り返しのつかない事態に陥ります。

虫歯菌(主にミュータンス菌やレンサ球菌)が歯髄(神経)を完全に破壊すると、一時的に神経が壊死して「痛みが消えた」ように感じる錯覚期が訪れます。しかし、これは治癒したのではなく、細菌が歯の根の先端(根尖部)を突き破って顎の骨へと侵入したサインに過ぎません。ここから引き起こされるのが、極めて深刻な虫歯悪化による感染症リスクです。

細菌が顎骨に広がると「顎骨骨髄炎」を引き起こし、顔面が大きく腫れ上がって激しい高熱を発します。さらに感染が首の筋肉の隙間を通って下垂すると、頚部蜂窩織炎(ほうかしきえん)や縦隔炎(じゅうかくえん)へと進展します。最悪の場合、細菌が血流に乗って全身を巡る「敗血症」や、脳に膿が溜まる「脳膿瘍」、心臓の内膜に感染巣を作る「感染性心内膜炎」を誘発し、集中治療室(ICU)での緊急開胸手術や生命の危機に直面する事例が全国の大学病院で毎年報告されています。虫歯1本の放置が、数万円の治療費どころか数百万円規模の救命医療費を招くという現実に目を向けなければなりません。

受診するまでの数時間、あるいは翌朝までの間、どうしても耐えられない痛みがある場合の応急処置は以下の手順に限定してください:

  • 市販の解熱鎮痛薬の服用:ロキソプロフェンナトリウム水和物やイブプロフェンなど、抗炎症作用を持つ市販薬を用法用量を厳守して服用する。
  • 患部を外側から冷やす:濡れタオルや冷却シートを頬の外側に当てて血管を収縮させ、痛みの伝達を和らげる(直接氷を患部に当てて激しく冷やすのは逆効果)。
  • ぬるま湯やうがい薬での洗浄:食べかすが虫歯の穴に詰まって神経を圧迫している場合があるため、強くゆすがず優しく口内を清掃する。
  • 【絶対NG行為】:患部を指や爪楊枝で激しく触る、入浴や飲酒で血流を促進させる、直接患部に正露丸以外の未承認薬品を詰め込むなどの行為は、痛みを激化させるため厳禁です。
鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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