SNSやネット掲示板において定期的に議論されるのが、「ドラクエ1のメタルスライム狩場で一気に稼ぐべきか」という論争です。しかし、初代のゲームデザインを客観的に観察すると、この手法には大きなリスクが存在します。
本作のメタルスライムがもたらす経験値は115 EXP(リメイク版や機種により微小な差異あり)。一見すると破格の数値に見えますが、遭遇率は数パーセント程度に留まり、初手での逃走率が極めて高い仕様です。会心必中のスキルがない環境下で、倒せる確率は体感で2割以下。「メタルスライムを探して山岳を徘徊した1時間」と、「リムルダール周辺でリカントやキメラを倒し続けた1時間」を比較した場合、後者の方が総獲得経験値で2倍以上の数値を叩き出すケースが検証取材でも確認されています。
一方、真に追うべきターゲットはゴールドマンです。1体あたり約200G(作品によってはそれ以上)を落とすゴールドマンをメルキド街道やドムドーラ周辺で狩り続けるドラクエ1のゴールドマンでの金策と経験値稼ぎは、装備強化のスピードを数倍に加速させます。強力な武器と防具を手に入れることこそが、被ダメージを減らし、攻撃ターンを削る「最大の実質的経験値効率」へと結実します。