インターネット上のレシピやSNSでは「栄養を逃さないために生のままスムージーに入れる」「そのままサラダで食べる」といった情報を見かける場面が増えました。しかし、これには重大な盲点が存在します。
一般的なほうれん草を加熱処理せずに日常的・大量に生食し続ける行為は、シュウ酸をそのまま体内に取り込むことになり、体質によっては結石のリスクを高める原因になります。「熱に弱いビタミンCを丸ごと摂りたい」という意図であっても、通常品種の生食は推奨されません。
生で食べられるのは、品種改良によってシュウ酸の含有量を従来種の半分以下〜3分の1程度に抑えた「サラダほうれん草」に限定されます。スーパーで購入する際は、パッケージに「生食用」「サラダ用」と明記されているかを確認する習慣が重要です。通常のほうれん草を調理する場合は、必ず熱湯や電子レンジを用いたアク抜き工程を挟んでください。