島全体が地球の歴史を物語る巨大な自然博物館である隠岐諸島。2026年の現在、持続可能な地域振興の先進モデルとして、離島エコツーリズムの先駆けとして国内外から極めて高い評価を得ている。環境保全と観光資源の活用を高次元で融合させる隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会をはじめ、地域行政の基盤を支える島根県隠岐の島町役場が中心となり、自然環境を損なうことなく周遊できる厳選トラベルルートが整備された。
隠岐の島町へのアクセスは、本土側の境港(鳥取県)や七類港(島根県)からの高速船・フェリーに加え、出雲縁結び空港や大阪伊丹空港からの直行便フライトが接続する。かつては「遠き孤島」と評された秘境だが、現在のアクセス環境とスムーズな乗り継ぎルートの確立により、日常から解き放たれる極上の旅先としての認知を急速に広げた。変貌を遂げる観光・旅行産業の新たな潮流が、この島を舞台にダイナミックに巻き起こっている。