周期表を真に武器にするための鍵は、「横の並び(周期)」ではなく「縦の列(族)」にあります。最外殻電子の数が同じである同族元素は、化学的性質が極めて似通っているためです。
第1族のアルカリ金属なら「リッチ(Li)な(Na)兄ちゃん(K)ルビー(Rb)せしめて(Cs)フランス(Fr)へ」。第17族のハロゲンなら「ふっ(F)くら(Cl)ブラ(Br)ジャー(I)愛の(At)跡」。第18族の希ガスなら「変(He)な(Ne)姉(Ar)ちゃん狂(Kr)って癖(Xe)の乱(Rn)発」。少々ユーモラスでインパクトの強い言葉を選ぶことこそが、脳の海馬を刺激して長期記憶へと変換する有効な記憶術の極意です。
周期表の縦列が頭に入っていれば、炎色反応やイオン化エネルギーの大小関係、酸化力の強弱といった複雑な無機化学の知識が、パズルのピースのように一枚の絵として結びつきます。