時計の針を少し巻き戻すと、2026年末に突入した嵐の活動休止理由は、リーダーである大野智が抱いた「一度何事にも縛られずに自由な生活をしてみたい」という切実な想いに端を発していました。当時、誰か一人でも欠けたら嵐ではないという合意のもと、5人は幾度となく徹底的な対話を重ね、「解散」ではなく「休止」という着地点を選び取りました。この決断において、誰よりもメンバーの思いに寄り添い、グループの灯火を守り続けようと奔走したのが相葉でした。
芸能事務所の再編や業界秩序の激変期を迎えた2026年4月、5人は連名で「株式会社嵐」の設立を発表しました。メンバー自らが主体的に動き、権利関係の整理やファンへのメッセージ発信を直接担うためのこの新会社設立は、嵐という共同体が決して形骸化していないことを世に示す決定打となりました。代表取締役には弁護士・公認会計士の知見を持つ外部の専門家を据えつつ、5人が均等な立場で意思決定に関わる構造を作り上げたのです。
個人としてはSTARTO ENTERTAINMENTとの契約関係を維持しながら、グループとしては自前の会社を通じて結束を担保する。この二層構造のマネジメント形態によって、相葉をはじめとする各メンバーは、自らのソロ活動を全力で推進しながら、嵐という大切な帰る場所を保護する強靭なシステムを手に入れました。