現場のファンコミュニティを観察すると、このアカウントが際立って注目された背景には、2010年代後半から2020年代にかけての「ファンの情報飢餓感」がありました。
中居正広氏は独立後、個人事務所「のんびりなかい」を立ち上げましたが、本人が自発的に日常を投稿する個人インスタグラムや個人Xアカウントは開設していません。ファンは「中居さんの生の言葉をもっと知りたい」「体調や現場での様子を少しでも把握したい」という強い欲求を常に抱えていました。
ネット上の掲示板や知恵袋、SNSのログを分析すると、当時以下のようなリアルな反応が多数確認できます。
「地方住みでラジオがリアルタイムで聴けない時、あのアカウントのレポが一番早くて正確だった」
「番組の些細な表情やコメントまで拾ってくれるので助かっていたけれど、あまりに詳しすぎて関係者なのかと勘違いした」
「タイムラインで頻繁にRTされて回ってくるから、最初は何かの公式スタッフかと思った」
このように、ファンの情報欲求を満たす優れたキュレーション能力が評判を呼び、リツイートや引用が繰り返された結果、アルゴリズムによって「中居正広に関連する主要アカウント」として認識されてしまったのが実態です。