フロスの効果を最大限に引き出し、口臭を完全に断ち切るためには、正しいテクニックの習得が不可欠です。力任せにノコギリのように引くだけでは、歯肉を痛めるだけでプラークを掻き出せません。
ステップ1:適切なフロスの選択(糸巻き型 vs ホルダー型)
初心者や奥歯へのアプローチが苦手な人は、操作が容易な「Y字型ホルダータイプ」から始めるのが確実です。コストパフォーマンスと全歯面への密着度を追求する場合は、40cm程度に切って中指に巻きつける「指巻きタイプ(アンワックスまたはエクスパンドタイプ)」が最も推奨されます。
ステップ2:コンタクトポイントの通過と「C字型」の密着
歯と歯の間にフロスを入れる際は、勢いよく押し込まず、横に小さくスライドさせながらゆっくりと通過させます。パチンと勢いよく入れると歯茎を傷つけるため厳禁です。通過したら、歯の側面にフロスを「Cの字」を描くように巻きつけ、歯周ポケットの入り口(歯肉の中に1〜2mm程度)まで優しく潜り込ませます。
ステップ3:汚れの掻き出しと新しい面の使用
歯の側面に沿わせたまま、下から上へ(上顎の場合は上から下へ)2〜3回スライドさせてプラークを掻き出します。隣り合うもう一方の歯の側面も同様に行います。次の歯間に移る際は、細菌を他の場所に擦り付けないよう、使用するフロスの位置を少しずらして清潔な面を使用するのがプロの鉄則です。