目をつむると目をつぶるの違いとは?正しい意味と使い分けを徹底解説

目をつむると目をつぶるの違いとは?正しい意味と使い分けを徹底解説

目をつむると目をつぶるの違いとは?正しい意味と使い分けを徹底解説の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

「目をつむる」と「目をつぶる」のどちらが正しいのかという問いに対し、現代の国語辞典では双方を見出し語として掲載しており、正誤の優劣はありません。しかし、言葉が生まれた歴史の深さと、現代で使われる文脈のニュアンスには明確な分岐点が存在します。

語源を遡ると、本来の日本語は「目をつむる」です。平安時代の古語において「つむ(瞑・閉・噤)」という動詞があり、これが「口をつぐむ」や「目をつむる」へと発展しました。一方の「目をつぶる」は、江戸時代以降に「む(鼻音)」が「ぶ(濁音・破裂音)」へと変化(マ行からバ行への転訛)して生まれた比較的新しい言葉です。

漢字表記としてはどちらも「目を瞑る」と書きます。ただし「瞑」という漢字は常用漢字表において音読み(メイ・メン)のみが定められており、「つむる」「つぶる」という訓読みは表外訓(常用漢字表にない読み方)となります。そのため、新聞や公用文などの公的な文章では「目をつむる」「目をつぶる」と平仮名で表記するのが原則です。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。